臨床現場で働く看護師の悩みの1つに、外来や病棟などで検査を行う際、検査の内容について事前に十分理解することができないまま医師の補助を行う、ということがあります。これは看護師に求められる業務の多様化とスピード化の高まり、そして医学の急速な進歩によって新たな検査法が増えていることが関係しています。
しかし、よりよい医療を患者さんに提供するためには、看護師も検査について正しく理解することが必要であり、それは必ずや看護技術の向上につながっていくでしょう。しかし、そのために、多忙な日常業務の合間に厚い専門書をひもとき、検査内容をじっくり調べる時間を見つけるべきかといえば、これはあまり現実的とはいえません。
当サイトは多忙な日常業務の中で、簡単に知りたいことを調べることができるサイトとして開設しました。看護師の一助になれば幸いです。
白血球数 <WBC>
感染症、炎症、血液疾患の有無などの診断に不可欠。
【基準値】
男性> 3,700〜9,700/μl
女性> 3,500〜8,200/μl
【目的】
- ・白血球は、体内に細菌や異物が侵入して炎症などを起すと、からだを防御するために血液中に白血球が増える。
- ・白血球などで骨髄が異常繁殖した場合にも増加する。
- ・骨髄の機能低下や、古くなった白血球を壊す脾臓の機能が異常に亢進した場合は、減少する。
- ・血液1μl中に白血球がどのくらいあるかを調べる検査。
検査結果からわかること
- ・基準値は、新生児10,000/μl以上、5歳以下6,000〜11,000/μl、6〜14歳6,000〜10,000/μl、成人では、男性3,700〜9,700/μl、女性3,500〜8,200/μl。
- ・10,000/μl以上は白血球増多症、3,000/μl以下は白血球減少症。
- ・白血球数は、激しい運動、入浴、食事、精神的動揺、ストレスなどが原因で、一時的に増加することがある。
- ・肝・脾・肺などにプールされた白血球の異常で、見かけ上数値が低くなることがある。
異常値のしくみ
| 高値 |
- ●10,000〜20,000/μl:扁桃炎、肺炎、胆のう炎、胃腸炎、虫垂炎などの感染症、炎症。
- ●20,000/μl以上:白血病、敗血症。慢性白血病では100,000/μl以上になることもある。
- ●その他の原因:悪性腫瘍(全身転移)、急性心筋梗塞などでも起こる。
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| 低値 |
- ●主な疾患:腸チフス、麻疹や風疹などのウイルス感染症、再生不良性貧血や白血病など。
- ●1,000/μl以下:無顆粒球症や放射線治療による骨髄抑制のおそれ。
- ●その他の原因:抗がん剤、抗生物質、鎮痛解熱剤などの副作用。
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